「死ぬまでお金に困らないために20代でしておくべきこと」
自身、さほどお金に困っているわけではない。
しかし近年では、
フリーランスやノマドワーカーなど働き方改革が進んでいる。
良い大学を出て大手企業に就職、安定が約束された将来。
そんな時代ではなくなってきた。
「会社員」という肩書きの他にも副業や複業している人が増えてきた事がそれを示している。

もし今勤めている会社が倒産したら?リストラされたら?
そんな不安を抱えて働くより、自分の力だけで生きていけるようになりたいと思っている。
20代のうちにしか出来ないこともあるはず。
そんな20代の生き方で人生が9割決まるというのだから読むしかない。

まず著者の肩書きを見てから内容を読む。どういう生き方をしてきた人なのか知りたい。

まず見るのは著者のプロフィール欄。
どういう人生を送ってきた人が書いたのか、
信憑性を確かめる意味で1番最初に読むようにしている。

<プロフィール>
著者・金川顕教は、偏差値35から大学進学を志し、2浪の末、立命館大学に入学。
大学合格発表直後から受験勉強を資格試験に切り替え、毎日16時間以上の勉強を続け、在学中に公認会計士試験に合格する。
卒業後、世界一の規模を誇る会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツグループである有限責任監査法人トーマツに就職。

新入社員から年収600万円が保証される生活に、
「これで一生安泰の人生が送れる」と思ったのも束の間、自分自身の時間が削られていく不自由さに耐
えきれず、毎日の激務をこなしながら起業のための勉強を開始する。
睡眠時間をはじめ、あらゆる無駄を削り、副業に費やす時間をつくる。
ついには副業で給料の10倍を稼ぎ出し、軌道に乗ってきた2013年に独立。
以来、事務所なし従業員なしの会社は年々売り上げを伸ばし、4年間で9億6600万円を売り上げる。
サラリーマン時代には想像できなかった「経済的」「時間的」「人間関係的」に自由な日々を20代で手に入れる。


血の滲む努力でせっかく手に入れた一流の肩書きを捨て、自らの力で自由な人生を作り上げる。
実際の経験が綴られているこの本には、彼の生きた本気が込められていると感じた。
ますます興味が湧いてきた。

人生の9割がこれで決まる!成功するためのノウハウは6章80項目。

全6章80項目の構成で「死ぬまでにお金に困らないために、20代では、…」
から始まる、成功を収めたノウハウ名言風に記されている。
この目次を見るだけでも心に突き刺さってくる。
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6章はこのような分け方になっている。
・仕事
・人生
・時間
・人間関係
・お金
・健康、生活

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「20代は修行の時代、死ぬ気で働け。
そこで得た経験や失敗は必ず核となり、 人生を大きく変える。」

そのためにも、時間を有効活用する実践的な習慣を身に付けるなら20代の今だという。 

「死ぬまでにお金に困らないために20代でしておくべきこと」の内容のうち、すぐに実践したいと思った8つのこと。 

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1.会社の肩書きなしで「自分でお金を稼ぎ出す」ことを経験する。
どこかに勤めてもらうお金は、会社に依存して得たお金だ。
そうではなく、自分ひとり、何のバックアップもない状況でお金を稼ぐ。
これが本当の"自分で稼ぐ"ということなのだ。
どんな方法でもいいから給料以外に稼いでみろ、というもの。

今の時点では、要らなくなったものをメルカリで売ったり、
小遣い稼ぎのアプリでコツコツ貯めたりしている。
たまに クラウドソーシングで記事を書いたり、このブログでもわずかながら収益を出している。
もっと多くの収益を自分の力だけで稼げるように何か新たに始めようかと思った。


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2.「5大リスクと手を切る。」 
①テレビ②スマホ③異性と遊ぶ④飲みに行く⑤遊びに行く 
どれも現代の暮らしに欠かせないものだが、
20代のうちに一生困らないぐらいの年収を稼ぐ基礎を固めるためには、
この5つを断固避けるくらいの覚悟が必要というもの。

正直これは厳しい。が、正論だと思う。
まずはテレビを観る習慣を減らし、遊びも程々にしていこう。
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3.「食事は外食か弁当。」 自炊している時間がもったいない。
成功するまでは自炊する、お金を節約して勉強に回している。
なんて人は大間違い。お金は貯めるものではなく、稼ぐものだ。
稼げる自分になるために、今は時間が1番大事なのだと強く意識するべきだという。 

これには驚いた。
健康面が気になるが、ごもっともな意見。
自分が女の一人暮らしなので自炊するのは当たり前だと思っていた。
けど、確かにそうだな。時間はもったいないし、早くて安く済む。
これも早速生活習慣に取り入れていこう。
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4.「風呂×、シャワー◯ 。」
20代、発展途上の間は"カラスの行水"で良い。1分1秒がもったいない。
のんびり風呂に入っている場合ではないんだという意識を全身で感じるという効果もあるという。

冬場は特にゆっくり湯船に浸かりたいものだ。冷え性なのでこれは堪える。
でも考えればガス代は節約できるし、時間だって無駄にならない。
たまに温泉に行く、ぐらいの方がより気持ち良いかもしれない。
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5.「睡眠時間はマックス5時間。」
1日8時間は睡眠をとるのが良いとはよく聞くが、あれは医者曰く根拠はないそうだ。
人によって必要な睡眠時間は違う。寝溜めはほどんど意味がないらしい。
睡眠時間の減らし方も人それぞれ。
30分ずつ削っていく方法もあれば一気減らして強引に体を慣らす方法もある。
人間は習慣の生き物。 どっちにしても案外慣れるという。ショートスリーパーは一生のトクだという。

時間を有効的に使おうと思ったら、まず変えるべきは睡眠時間。
1番手っ取り早く削れて節約できる。睡眠のサイクルは1時間半なのでそれも加味して変えていこう。 
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6.「話が合う友だちはいらない。」今の自分と同じレベルだから話が合うのだ。
はっきり言って、今話が合う友だちに大した価値があるとは思えない。
今のレベルから一歩抜け出した人生に突き進んでいかなければならないのだ。
現状から抜け出した時、もっとレベルが上の友だちに出会うはずだ、というもの。

なんて心の無い人なんだ。と思ったけど間違ってない。
付き合っている友だちを見れば、今のレベルがわかる、とまで言われたらどうしようもない。
せっかく出来た友達を切り捨てることはしないけど、
馴れ合い過ぎて自分が目指す道が見えなくなるようなことは避けようと思う。
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7.「コンビニに行かない。」 
用もないのになんとなく寄ってしまうコンビニ。
この時間とお金のムダは案外バカにならない。
コンビニで10分費やしたとする。1ヶ月では300分、なんと5時間も"なんとなく"に使ってしまうのだ。
5時間あれば本を何冊か見ることも出来る。コンビニは"危険ゾーン"なのだというもの。 

コンビニには普段から行かないようにしている。
理由は値段が高いから。便利だとは思うものの、スーパーなどで買った方が断然お得。
同じものなのに値段が倍以上するのを見ると、買う気が失せてしまう。
これは自分と意見が一致したので、より一層行かないようにしようと決心した。 
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8.「モノは最小限度でいい。」
部屋を見ればその人の人生観、価値観が1度でわかる。部屋が散らかっているなら断捨離するべき。
断捨離は単なる整理術・片付け術だと思われているが、
本来は心をすっきりと整理するための修行法の1つだったそう。
断=外から入ってくる要らないものを断つ
捨=手元にある要らないものを捨てる
離=モノへの執着から離れる
これらを意識していれば、生きていくために本当に必要なものだけが残り、
同時に心の中もすっきり整理されていく、という教えなのだという。 

いわゆるミニマリストになれば良い。生活に必要な最低限のものだけあれば生きていける。
それに+αで息抜きするための趣味に使うものがあれば十分。
まさに今、断捨離している真っ最中である。不必要なものを処分する快感さえ覚え始めた。

現状に満足していない20代に読んでほしい。
自分で自分を変えていきたい向上心が高まってくる。

自分を含め、今いる環境に満足できていない人や、
これから努力して頑張ろうとしている人を強い意志で支えてくれる本だと思う。
読んで損はない。何か自分を引き止める名言が必ずあると言っていい。
先ほど挙げた8つ以外にもたくさんやってみたい項目があった。
とりあえず実践できることから始めよう。
 
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